今回、長文となります。ご容赦下さい。国内ギターメーカーとして知る人ぞ知る「フェルナンデス(FERNANDES)」社の動向につき気になる方は多いのではないでしょうか。(株)東京商工リサーチ社の記事(出所:https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/detail/1201580_1521.html)によると破産手続の開始決定がなされたとの事。当方も同社のギターを1本持っておりずっと気になっておりました。あのギブソン社、フェンダー社でさえ創業からは順風満帆ではなく、時代・市場変化への適応については苦心されてきている点(現座は創業時とは異なる所有・経営層)から同社も数々の難所を経験されてきたものと思われます。キーとなるギター需要について「ギター・人口」というキーワードでネット検索したところ少し古いですがフェンダー社日本拠点の代表者へのインタビュー記事(出所:https://globe.asahi.com/article/14815517)を発見。この記事によると「ギターを始めた方のうち1年以内にやめてしまう方が90%」との事。また「日本市場への注力」についても記載があります。多くの方が短期間でギターを弾くことをやめてしまう点に対応すべく同社はFender Play(https://www.fender.com/play)というオンライン学習サイトの運営を通じてギターの弾き手及びその技術向上支援に取り組まれています。(筆者の確認不足かと思いますが日本語での展開はなされていない模様です。)同記事には「顧客をリテンション(繋ぎ止めて長く関係を構築する)することの重要性」が指摘されています。フェンダー社のFender Playの様に、これからギターを始めたい層への訴求対応もされている試みは素晴らしいと思います。日々の生活における音楽の重要性も感じる今日この頃です。
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